『現代社会学理論研究』ISSN: 1881-7467
2021年3月発行、198頁
ISBN: 978-4-902590-93-7
【特集】〈構築されるもの/されざるもの〉の差異を問う
執筆者 | タイトル |
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奥村隆 | 特集序文 〈構築されるもの/されざるもの〉の差異を問う |
清家久美 | 実在論的転回の社会学への影響についての研究——M. ガブリエルの新実在論の援用可能性 |
井口暁 | 構築主義論争とルーマン理論 |
久保明教 | 汎構築主義の射程 ブリュノ・ラトゥールにおける実在と社会 |
【論文】
執筆者 | タイトル |
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劉博昊 | 現代社会における道徳の社会学的再記述に向けて——「道徳システム」の不在をめぐる検討を通して |
大畑裕嗣 | 誰が何を「厚く」記述するのか——ライルとギアーツの「厚い記述」 |
松井怜雄 | 組織成員の組織からの逃走困難性の探究——A. シュッツ行為理論を基層に据えて |
呉先珍 | 道徳性はいかにして社会批判を可能にするのか——ジグムント・バウマンにおける道徳性の位相の変化を通じて |
竹内詩織 | ローカリティの再帰性と脱領土化についての再考——『東日流外三郡誌』と大河ドラマ『炎立つ』から見る東北表象の事例分析 |
宮部峻 | 戦後日本社会における「大衆」と「宗教」——高木宏夫の宗教研究の理論的再評価を通じて |
長野慎一 | 異性愛主義的秩序における身体の再帰性——バトラーによるメルロ=ポンティの交差配列論の受容の検討を中心に |
大貫恵佳 | パンデミックと剥き出しの生——「生命か経済か」という問いがつきつけるもの |
【書評】
執筆者 | タイトル |
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飯島祐介 | アクチュアルで実践的な学説研究 (書評対象書:吉野浩司著『利他主義社会学の創造——P・A・ソローキン最後の挑戦』) |
杉本学 | stranger概念の足跡をたどる旅 (書評対象書:徳田剛著『よそ者/ストレンジャーの社会学』) |
市野川容孝 | 社会的なものの再検討 (書評対象書:日本アーレント研究会編『アーレント読本』) |
田中紀行 | ブルデュー社会学の全体像を求めて (書評対象書:磯直樹著『認識と反省性——ピエール・ブルデューの社会学的思考』) |
太田健児 | 古くて新しい根本的問題への挑戦——デュルケム研究の新視角 (書評対象書:流王貴義著『デュルケムの近代社会構想——有機的連帯から職能団体へ』) |
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