機関誌

『現代社会学理論研究』第2号

『現代社会学理論研究』ISSN: 1881-7467
2008年3月発行、170頁
ISBN: 978-4-8226-0278-9 C3336、1905円+税

【特集】会話分析と社会学

執筆者 タイトル
山崎敬一・川島理恵 解題 特集「会話分析と社会学」をめぐって
樫村志郎 制度への疑問
――ある「警察からの電話」の分析
J. ヘリテッジ
訳:川島理恵
知識に関する眺望(epistemic landscape)を描き出すこととその眺望に働きかけつつ中に進むこと
――yes/no質問に対するyes/no返答と繰り返し返答に込められる進行性と主体性、抵抗
S. クレイマン/
J. ヘリテッジ
訳:川島理恵
質問形式とメディア-国家の関係

【論文】

執筆者 タイトル
多田光宏 社会秩序の時間的構成によせて
――社会システムの時間論序説
徳久美生子 G. H. ミードの「マインド」概念再考
――社会生成論への視角
高橋 均 イデオロギー論から象徴的統制論へ
――バーンスティン理論におけるアルチュセール的視点導入の意義
水上英徳 アクセル・ホネットによる物象化論の再構成
――承認と物象化
本柳 亨 共助によるリスク管理の可能性
――公助の弱体化と自助の前景化を背景に
皆吉淳平 「生命倫理の社会学」はいかにして可能か?
――R. C. フォックスとバイオエシックス
高橋慎一 性同一性障害医療と身体の在り処
――ガイドライン・特例法とトランスジェンダリズムの分析から
小嶋祐輔 中国「和諧社会」論と少数民族
――中華民族の多元性という本質主義の批判的考察
歐陽宇亮 文化消費の圏域としての「場」の完全性
――美少女ゲームという「不完全な場」を例として

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