社会学系コンソーシアムより、社会学系コンソーシアム・日本学術会議 第12回シンポジウム「現代日本の『働く仕組み』――社会学からのアプローチ」のお知らせをいただきました。
詳細は下記をご覧ください。
-以下、ご案内-
社会学系コンソーシアム・日本学術会議 第12回シンポジウム
現代日本の「働く仕組み」――社会学からのアプローチ
日時 2020 年 1 月 11 日(土)13:30~16:30
会場 日本学術会議講堂(東京メトロ千代田線「乃木坂駅」5 番出口徒歩1分)
概要
今日の日本社会では,正規/非正規雇用間の格差や「働き方」の問題をはじめ,雇用や就業をめぐる諸制度――言わば「働く仕組み」――に関してさまざまな課題が浮上し,その解決が模索されている.しかし,これらの諸制度は,教育・社会保障システムのあり方とも関連しながら相互に強い補完性を持っており,また社会の構成員が持つ認識や想定が,それらの再生産を支える役目も果たしている.そうである以上「働く仕組み」に関わる課題の解決のためには,その全体像を正確に把握した上で,それをどこからどのように変えていくべきか,また変えていけるのかを検討しておく必要があるだろう.このような問題関心から,本シンポジウムでは,現代日本社会の「働く仕組み」に社会学の視点を生かして接近し,その特徴を理解すると共に,変化する時代状況に合わせて今後それをどうデザインし,マネージしていくべきかを議論していく.
開会挨拶
浦野正樹(社会学系コンソーシアム理事長,早稲田大学)
報告
正規・非正規労働者の統合は可能か――人事管理にみる差異の論拠
高橋康二(日本労働社会学会,労働政策研究・研修機構)
日本企業にとって従業員の「キャリア」とは――海外現地採用日本人を通して見える理念型
石田賢示(東北社会学会,東京大学)
高学歴者・ホワイトカラー増加社会への職業社会学的アプローチ
藤本昌代(関西社会学会,同志社大学)
働く仕組みと暮らす仕組みとの食い違い
武川正吾(日本学術会議連携会員・福祉社会学会,明治学院大学)
討論
山田真茂留(日本学術会議連携会員・関東社会学会,早稲田大学)
佐藤嘉倫(日本学術会議会員・日本社会学会,東北大学)
司会進行
有田伸(数理社会学会,東京大学)
石原俊(関西社会学会,明治学院大学)
閉会挨拶
遠藤薫(日本学術会議会員,学習院大学)