機関誌

『現代社会学理論研究』第9号

『現代社会学理論研究』ISSN: 1881-7467
2015年3月発行、154頁
ISBN: 978-4-8226-0318-2 C3336

【特集】社会学理論の射程――実証主義の功罪

執筆者 タイトル
草柳千早 特集序文 社会学理論の射程――実証主義の功罪
栗田宣義 計量社会学における確からしさとその揺らぎ――仮説確認の批判的検討
犬飼裕一 構築される科学、示唆する科学──科学が語りうることと、示唆すること──社会修辞学への道程
早川洋行 社会学と実証すること――コント、J.S.ミル、アドルノ、ポパー

【論文】

執筆者 タイトル
石島健太郎 障害学の存立基盤――反優生思想と健常主義批判の比較から
廣田 拓 ギデンズのアクセス・ポイント概念における専門家と大衆の関係の検討――人称代名詞の観点から
髙橋賢次 「他者との倫理的関係」とは何か――J. バトラーにおける「倫理への転回」を手がかりとして
吹上裕樹 生成する出来事としての音楽――愛着の経験からみる主体、対象、行為
太田有子 現代社会学研究における国家概念の課題と展望
片上平二郎 転回点としての『宮沢賢治』――1980年代と見田宗介

【書評】

執筆者 タイトル
赤堀三郎 愛の社会学と社会学への愛と――ルーマンのゼマンティク論を使いこなす
(書評対象書:Takemitsu Morikawa (hg.) Die Welt der Liebe: Liebessemantiken zwischen Globalität und Lokalität)
樫村志郎 ボランティアは被災避難者にいかに共感できるか
(書評対象書:西阪仰・早野薫・須永将史・黒嶋智美・岩田夏穂『共感の技法――福島県における足湯ボランティアの会話分析』)
杉山光信 社会学はいまどこにいて、なにをしているのか
(書評対象書:フランソワ・デュベ著『教えてデュベ先生、社会学はいったい何の役に立つのですか?』)

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