横山寿世理会員より、「日仏社会学国際シンポジウム」のご案内をいただきました。
詳細については、下記の内容をご確認ください。
[以下ご案内の内容]
■■■連続*日仏社会学国際シンポジウムのご案内■■■
①2/27国際シンポジウム@奈良女子大学
②2/28ラウンドテーブル@奈良女子大学
③3/10国際シンポジウム@東京・日仏会館
↓ 詳細は下記をご覧下さい ↓ 同添付PDFあり
=====①奈良*日仏社会学国際シンポジウム&②ラウンドテーブル =====
シンポジウム<<社会学とその周辺:人類学・哲学との関わり>> ※参加無料・申込不要
Sociologie et son alentours : anthropologie et philosophie
■日時:2023年2月27日(月)13:30~18:00
■会場:奈良女子大学文学系S棟 S235
■内容:社会学と、人類学・哲学というその隣接領域との関わりを、デュルケーム、グラネ、レヴィ=ストロース、ベルクソンに着目して考究する。
■□プログラム□■
司会:横山寿世理(聖学院大学)/通訳:白鳥義彦(神戸大学)
1.趣旨説明 小川伸彦 (奈良女子大学)13:30~13:40
2.講演 conférence 13:40~15:40
■講演者:ジルダ・サルモン Gildas Salmon
https://lier-fyt.ehess.fr/membres/gildas-salmon
(国立科学研究センターCNRS・社会科学高等研究院EHESS)
■題目:神話の構造分析の誕生:デュルケーム、グラネ、レヴィ=ストロース
Naissance de l’analyse structurale des mythes: Durkheim, Granet, Lévi-Strauss
■要旨:本講演では、デュルケームの原理が、まずはマルセル・グラネにおいて、次いで彼を媒介としてレヴィ=ストロースにおいて、比較分析の新たな形式の出現を可能にしたその仕方を明らかにします。この系譜をたどることによって、しばしば主張されるような構造人類学とデュルケーム学派の諸原理との間の断絶という考えを相対化することが可能となります。
■G.サルモン氏プロフィール:哲学者。CNRS(国立科学研究センター)研究員。EHESS Laboratoire interdisciplinaire d’études sur les réflexivités – Fonds Yan Thomas [Le LIER-FYT] (社会科学高等研究院 反省性に関する学際研究室―ヤン・トマ文庫)所属。
・研究分野:社会科学の歴史、比較研究、人類学(神話、親族、分類)、精神の理論、記号学。
・主要著作:『精神の構造:レヴィ=ストロースと神話』Les Structures de l’esprit, Lévi-Strauss et les mythes, Presses Universitaires de France, 2013.
『ソブリン債:政治経済と国家(ユリア・クリストとの共編)』Sous la direction de Julia Christ & Gildas Salmon La dette souveraine : Economie politique et l’Etat, Editions de l’EHESS, 2018.
休憩 15:40~16:00
3.報告 interventions 16:00~17:00
■報告者:笠木丈 KASAGI Jo (甲南大学)
■題目:ベルクソンにおける有機体としての社会:デュルケームの受容をめぐって
La société organique chez Bergson : autour de la réception bergsonienne de Durkheim
休憩 17:00~17:10
4.コメント discussion 17:10~17:25(ジルダ・サルモン)
5.全体討論 discussion générale 17:25~18:00
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ラウンドテーブル ※参加無料・申込不要
■日時:2023年2月28日(火) 10:30~12:30
■会場:奈良女子大学文学系N棟 N339(逐次通訳あり)
■話題:イギリス植民地帝国における社会科学の誕生 (La naissance des sciences sociales dans le cadre de l’empire colonial britannique) などサルモン氏を囲み、話題提供をいただくとともに、フランスや日本の社会学事情・社会事情などについて自由に歓談します。
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■□奈良会場アクセス
■奈良女子大学 http://www.nara-wu.ac.jp/nwu/intro/access/map/
〒630-8506 奈良市北魚屋東町 近鉄奈良駅(1番出口)から徒歩7~8分
■学内マップ http://www.nara-wu.ac.jp/nwu/intro/access/campusmap/index.html
・2/27の会場=文学系S棟S235は、正門の正面にある記念館のすぐ左手の建物2階。マップ右下の㉞の部屋
・2/28の会場=文学系N棟N339は、正門入ってすぐ右の⑤の建物3階
(主催)科学研究費補助金・基盤研究(B)「『集合意識』から『情動の社会学』へ──デュルケーム社会学の現代的展開」(22H00904)https://avecdurkheim.com、日仏社会学会、デュルケーム/デュルケーム学派研究会
(共催)奈良女子大学社会学研究会、神戸大学社会学研究会
======③東京・日仏会館*日仏社会学国際シンポジウム======
<<モダニティを問い直す:デュルケーム、ブルデュー、さらにその先へ>>
Repenser la modernité: Durkheim, Bourdieu et au-delà
※参加無料・要事前申込み
■日時:2023年3月10日(金)13:30~18:00
■会場:日仏会館1階ホール東京都渋谷区恵比寿3-9-25https://www.mfjtokyo.or.jp/
【ご注意】下記の日仏会館・フランス国立日本研究所Web siteより参加申込みをお願いします
https://www.mfj.gr.jp/agenda/2023/03/10/2023-03-10_colloque_shiratori/index_ja.php
■開催趣旨:近代社会の到来とともに成立した社会学は、常に「近代」を研究の土台に見据えてきた。社会学から人類学へという流れの中で、「近代」が相対化される一方、「ポストモダン」をめぐる議論では、現在はもはや「近代社会」ではないのではないかという問いも示される。デュルケーム、ブルデューというフランス社会学の伝統を踏まえつつ、さらに今日の日本の状況をも視野に入れて、モダニティについてあらためて問い直す。
■□プログラム□■
(司会)白鳥義彦(神戸大学)
1.趣旨説明 小川伸彦 (奈良女子大学) 13:30~13:40
2.講演 conférence 13:40~15:40
■講演者:ジルダ・サルモン Gildas Salmon
■題目:近代人および非=近代人における機械的連帯と有機的連帯:ブルデューと進化主義の危機
Solidarité mécanique et solidarité organique chez les modernes et les non-modernes: Bourdieu et la crise de l’évolutionnisme
■要旨:本講演では、第二次世界大戦以後、とりわけブルデューにおいて、フランス社会学における機械的連帯と有機的連帯という二項対立がどのようになったのかを検討していきます。人類学に対して1960年代に向けられた、進化主義に対する批判にもかかわらず、この二項対立がブルデューの社会学と人類学とを構造づけていたこと、さらには、この二つのタイプの連帯が、近代社会ならびに非=近代社会の分析において異なる仕方で連関していることを明らかにすることが課題となります。
休憩 15:40~15:50
3.報告 interventions 15:50~16:50
■報告者1:川本彩花 Kawamoto Ayaka (日本学術振興会特別研究員・滋賀大学)
■題目 趣味と階層:文化資本の日本的状況
Goût et stratification sociale: situation japonaise du capital culturel
■報告者2:山田陽子 Yamada Yoko (大阪大学)
■題目 「感情資本主義」の社会学史上の意義
Signification du « capitalisme émotionnel » dans l’histoire de la sociologie
4.コメント discussion 16:50~17:10 ジルダ・サルモンGildas Salmon
5.全体討論 discussion générale 17:10~18:00
(主催)科学研究費補助金・基盤研究(B)「『集合意識』から『情動の社会学』へ──デュルケーム社会学の現代的展開」(22H00904)https://avecdurkheim.com、日仏社会学会、デュルケーム/デュルケーム学派研究会
(共催)日仏会館・フランス国立日本研究所、協力:公益財団法人日仏会館
[ご案内の内容以上]