大会・研究例会

日本社会学理論学会第16回大会のご案内

日本社会学理論学会第16回大会プログラム

日程:2021年9月4日(土)・5日(日)

中央大学開催担当(Zoomによるオンライン開催)

9月4日(土)
11:00~ 理事会

13:00~15:30(打ち合わせ開始:12:45)
一般報告1
司会:中西 眞知子(中京大学)

津田 翔太郎(神戸大学大学院)
「アイデンティティ論の再考―――「固有の私らしさ」に着目して」
萩原 優騎(東京海洋大学)
「アンソニー・ギデンズの自己アイデンティティ論の再検討の可能性――精神分析の視点との関連で――」
加藤 慶一郎(慶應義塾大学大学院)
「ランドル・コリンズの社会理論とその意義――「ミクロ/マクロ」概念をめぐるギデンズとの論争を通して」
磯 直樹(慶應義塾大学)
「統合と分化の社会理論――ジンメル社会学からの基礎的考察」
清家 久美(立命館アジア太平洋大学)
「〈意義諸領野の存在論〉の方法論的位置づけについての考察」

13:00~15:30(打ち合わせ開始:12:45)
一般報告2
司会:三井 さよ(法政大学)

巣内 尚子(ラバル大学大学院)
「下位の対抗的な公共圏とベトナム人妊娠女性の支援:宗教コミュニティ・ネット・エスニックな紐帯に着目して」
千歩 弥生(中央大学大学院)
「ハンセン病療養所退所者のライフストーリー研究――コミュニティと生活リソースの再編に着目して――」
染谷 莉奈子(中央大学大学院)
「障害者総合支援法以降の「自立生活」における知的障害者家族――支援者はいかにケアを行なっているのか」
平塚 謙一(常磐大学)
「日本における「小社会化」と近代的制度 その乖離がもたらす影響に関する考察-社会福祉におけるサービス利用契約制度の導入を例として-」
濱西 栄司(ノートルダム清心女子大学)
「社会を変えようとする営みの社会学:社会運動自体の記述から」

15:45~18:15(打ち合わせ開始:15:30)
一般報告3
司会:伊藤 智樹(富山大学)

高森 明(中央大学大学院)
「エディンバラ「社会学」学校とアメリカ社会学会」
工藤 浩(前橋工科大学)
「コロナパニックを引き起こす「三無」――啓蒙が神話に退行する瞬間(とき)」
ミカロヴァー・ズザナ(上智大学大学院)
「『行為における身体活用』図式を通してみる閉鎖化・開放化という身体技法―美容整形、ボディビルディングやタトゥーなどの身体加工を例に―」
権 安理(立教大学)
「ハンナ・アーレントにおけるworkの可能性をめぐって」
プルサコワ ありな(慶應義塾大学大学院)
「アートベース・リサーチの理論的展開 ―欧米と日本の相違点をめぐって―」

15:45~18:45(打ち合わせ開始:15:30)
テーマセッション「社会学理論における「歴史」/歴史研究における社会学「理論」」
司会:坂井 晃介(東京大学)

佐藤 剛生(東京大学大学院)
「啓蒙における合理性と歴史――ニクラス・ルーマンの社会学的啓蒙のプログラムをめぐって」
魚住 知広(東京大学大学院)
「「社会論」の理論的価値――R.N.ベラー「公共哲学としての社会科学」に着目して」
小林 佑太(北海道大学大学院) 
「歴史的説明のメカニズム的アプローチ――メカニズム説と分析社会学による企て」
稲葉 年計(東京都立大学大学院)
「新制度論と『アイディアの政治』――全体性を志向する歴史社会学――」
原田 玄機(日本学術振興会/東京大学大学院) 
「社会政策の歴史研究に対する社会学理論の意義――戦後日本の知的障害者処遇史を事例に――」
永田 大輔(明星大学等)
「趣味「雑誌」をメディア史はどのように扱ってきたのか――雑誌利用のメディア社会学に向けて」

9月5日(日)
10:00~12:15(打ち合わせ開始:9:40)
修論フォーラム
司会:浅野 智彦(東京学芸大学)

駱 星星(筑波大学大学院)
「新興チャイナタウン地域における日本人住民が持つ中国人との共生意識及びその規定要因に関する考察-川口市西川口を事例に-」
コメンテイター:明戸 隆浩(法政大学)
田村 豪(神戸大学大学院)
「Geselligkeit/sociability論の系譜―アメリカ社会学におけるG. ジンメルの社交論受容を事例として」
コメンテイター:出口 剛司(東京大学)
宮地 俊介(東京大学大学院)
「都市化―コミュニティ論の科学社会学──高度成長期日本の都市社会学を対象に」
コメンテイター:渡邊 隼(日本大学)

10:00~12:30(打ち合わせ開始:9:45)
一般報告4
司会:三谷 武司(東京大学)

河合 恭平(大正大学)
堀内 進之介(東京都立大学)
「モラル・エンハンスメントは複数性の承認を広げるか――データダブルへの社会学的アプローチ(1)」
赤堀 三郎(東京女子大学)
「デジタル社会とセカンド・オーダーの観察――データダブルへの社会学的アプローチ(2)」
飯島 祐介(東海大学)
「デジタル疎外論の可能性――データダブルへの社会学的アプローチ(3)」
藤田 哲司(無所属)
「Wikipedia研究実践と認知的権威: Doty (2015) 「ワクチンの安全性に関するオンラインコメントにおける社会認識論と認知的権威”Social Epistemology and Cognitive Authority in Online Comments about Vaccine Safety”」を手掛かりに」
大山 智徳(無所属)
「M.フーコーの権力論とW.ベンヤミンの神話的暴力の可換性について」

13:15~14:00 総会

14:10~17:00(打ち合わせ開始:13:40)
シンポジウム「差別と排除に抗いつつ、社会学理論を構想すること」
司会:天田 城介(中央大学)

第一報告:江原 由美子(東京都立大学名誉教授)
「研究者であることと当事者であること」(仮)
第二報告:樽本 英樹(早稲田大学)
「社会理論構築の可能性と立場性――国際社会学の視角から」(仮)
第三報告:大貫 挙学(佛教大学)
「言語行為としての社会学理論――性的主体化の権力を批判するということ」(仮)

討論者:樫村 愛子(愛知大学)
討論者:西原 和久(成城大学名誉教授)

*参加費・参加登録
会 員…参加費無料
非会員…参加費1000円
 会員・非会員とも、参加者には事前に参加登録を行っていただきます。参加登録の手順の詳細は、改めて会員一斉メール・学会ホームページで告知します。

*大会特設ページへのアクセス
 本大会は、全参加者がZoomにより各自の研究室・自宅などから参加する方式をとる予定です。参加登録をされた方だけが、大会特設ページにログインすることができ、Zoomによる各部会に出入り自由で参加し、報告資料がアップロードされたオンラインストレージにアクセスすることができます。大会特設ページへのアクセス情報は、参加登録後にお知らせします。なお、この情報を他の方に伝えることは、拡散して「あらし」などが起きることを防ぐために、決してなさらないでください。

*報告上の注意
 報告は、Zoomの「画面共有」機能を用いて資料を映し出し、リアルタイムで報告する方式を予定していますので、報告者はそのように報告をご準備ください。また、大会特設ページに報告者ごとのオンラインストレージのフォルダを置きますので、配布資料をそちらにアップすることもできます(配布資料をアップせず、「画面共有」だけで報告することも可能です)。このマニュアルは、出来上がり次第、報告者・コメンテーターにお知らせします。
 なお、オンライン開催の学会報告資料での著作権の扱いにはご注意ください。以下のサイトなどに情報がありますので、ご参照ください。
「オンライン授業・オンライン学会における著作物の利用について」https://redbuller.hatenablog.com/entry/2020/04/18/015830