国際シンポジウム「メディアと公共空間:メディアは誰のものか」「デュルケームとタルド:その現代的意義」のご案内をいただきましたので、お知らせいたします。詳細は下記をご覧ください。
「メディアと公共空間:メディアは誰のものか」「デュルケームとタルド:その現代的意義」(pdf)
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【国際シンポジウム1】メディアと公共空間:メディアは誰のものか Medias et espace public : à qui appartiennent les medias ?
【趣旨】誰もが情報発信できると同時に、事実に基づかない言説が流布している現代社会を、「フェイクニュース」「ポスト真実」「国家権力」「記憶・記録」等をキーワードに問い直す。
【日時】2019年2月27日(水)13:30~18:00
【場所】日仏会館 1階ホール Maison franco-japonaise, Auditorium
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-9-25 JR山手線:恵比寿駅東口徒歩10分/東京メトロ日比谷線:恵比寿駅1番出口徒歩12分
アクセスhttps://www.mfjtokyo.or.jp/access-map.html
【事前オンライン申込必要、参加無料】
日仏会館・フランス国立日本研究所Web siteより参加申込みをお願いします
https://www.mfj.gr.jp/index_ja.php
【言語】日本語・フランス語・英語(講演については逐次通訳あり)
【主催】科学研究費補助金・基盤研究(B)「社会学のディシプリン再生はいかにして可能か――デュルケーム社会学を事例として」(15H03409)、日本学術振興会「学術研究動向等に関する調査研究」、日仏社会学会、デュルケーム/デュルケーム学派研究会
【共催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【プログラム】
1.趣旨説明 présentation du colloque(13:30~13:40)
2.講演 conférence(13:40~15:40)(講演者紹介は末尾参照)
シリル・ルミュー Cyril LEMIEUX (社会科学高等研究院EHESS)
フェイクニュース狩り:道徳的パニック?
Chasse aux fake news: une panique morale?
(休憩 15 :40~15 :50)
3.報告 interventions(15:50~16 :50)
藤吉圭二 FUJIYOSHI Keiji (追手門学院大学)
「誰もが情報発信できる時代」に発信されないもの
What remains unshared in the age when anyone can be source of information
金瑛 KIN Ei (関西大学)
「ポスト真実」の時代における「記憶」と「記録」の関係
Relations entre « mémoire » et « enregistrement » à l’âge de « post-vérité »
4.コメント discussion(16:50~17:10) シリル・ルミュー Cyril LEMIEUX
5.全体討論 discussion générale(17:10~18 :00)
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【国際シンポジウム2】デュルケームとタルド:その現代的意義
Durkheim et Tarde : leurs significations actuelles
【趣旨】フランス社会学の草創期のライバル、デュルケームとタルドを読み直し、その現代的意義を問う。
【日時】2019年3月4日(月)13:30~18:00
【場所】奈良女子大学 生環系E棟108教室 〒630-8506 奈良市北魚屋西町
アクセスマップhttp://www.nara-wu.ac.jp/nwu/intro/access/map/index.html
キャンパスマップhttp://www.nara-wu.ac.jp/nwu/intro/access/campusmap/index.html
【言語】日本語・フランス語(講演については逐次通訳あり)
【参加無料・事前申込不要】
【主催】科学研究費補助金・基盤研究(B)「社会学のディシプリン再生はいかにして可能か――デュルケーム社会学を事例として」(15H03409)日本学術振興会「学術研究動向等に関する調査研究」、日仏社会学会、デュルケーム/デュルケーム学派研究会
共催:奈良女子大学社会学研究会
【プログラム】(講演者紹介は末尾に掲載))
1.趣旨説明 présentation du colloque(13:30~13:40)
2.講演 conférence(13:40~15:40)
シリル・ルミュー Cyril LEMIEUX (社会科学高等研究院EHESS)
正常と病理のデュルケーム的概念とその政治的帰結
La conception durkheimienne du normal et du pathologique et ses conséquences politiques
(休憩 15 :40~15 :50)
3.報告 interventions(15:50~16 :50)
赤羽悠 AKABA Yu (早稲田大学)
神話としての民主主義:デュルケームにおける政治と人類学
La démocratie en tant que mythe : la politique et l’anthropologie chez Durkheim
笠木丈 KASAGI Jo (社会科学高等研究院EHESS博士課程)
ガブリエル・タルドと社会的無意識
Gabriel Tarde et l’inconscient social
4.コメント discussion(16:50~17:10) シリル・ルミュー Cyril LEMIEUX
5.全体討論 discussion générale(17:10~18 :00)
翌日のミニ企画
【ラウンドテーブル】:シリル・ルミュー氏を囲んで Table ronde : autour de M. Cyril LEMIEUX
【話題】シリル・ルミュー「フランスにおける社会学の展開」L’évolution sociologique en France
【内容】フランス社会学の動向をテーマに、情報交換をおこないます。
【日時】2019年3月5日(火)10:00~13:00
【場所】奈良女子大学 文学系N棟339教室(正門入りすぐ右の建物3階)
【言語】言語:日本語・フランス語(逐次通訳あり)
【参加無料・事前申込不要】【主催・共催は同上】
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【講演者紹介】
シリル・ルミュー Cyril LEMIEUX
フランスの社会学者で、 EHESS(社会科学高等研究院)教授。Laboratoire interdisciplinaire d’études sur les réflexivités (LIER)(反省性に関する学際研究室:ヤン・トマ文庫)の所長でもある。
研究テーマはメディアと公共空間の社会学および社会学理論。
主な著作は以下の通り。
<単著>
Mauvaise presse (『悪い報道』)2000年
Le Devoir et la grâce (『義務と恩寵』)2009年
La subjectivité journalistique (『ジャーナリスト的主観性』)2010年
La sociologie sur le vif (『現場の現場』)2010年
La sociologie pragmatique (『プラグマティック社会学』)2018年
<編著>
Pour les sciences sociales (『社会科学のために』)2017年
<共著>
A l‘épreuve du scandale(『耐スキャンダル性』), (D. de Blic との共著)2005年
Faire des sciences sociales : critiquer(『社会科学を行う―批判する』), (P. Haag との共著)2012年
Socialisme et sociologie (『社会主義と社会学』), (B. Karsenti との共著)2017年