機関誌

『現代社会学理論研究』第6号

『現代社会学理論研究』ISSN: 1881-7467
2012年3月発行、143頁
ISBN: 978-4-8226-0300-7 C3336、1905円+税

【特集】社会の危機――社会学理論の挑戦

執筆者 タイトル
赤堀三郎 特集序文 社会の危機――社会学理論の挑戦
赤堀三郎 危機の中の社会学理論
小松丈晃 システミック・リスクと社会の《危機》――社会システム理論による複合災害の記述
泉 啓 「危機」といハーバーマス近代社会論――不法性のユートピアをめぐって

【論文】

執筆者 タイトル
畑山要介 ネオリベラルな主体の形成をめぐる問題構成の転換
森山達矢 身体の社会学と社会学者の身体
藤原信行 自殺動機付与/貴族活動の社会学・序説――デュルケムの拒絶、ダグラスの挫折、アトキンソンの達成を中心に
後藤孝太 夏目漱石の「道義上の個人主義」再考
村上 潔 労働基準法改訂の動静における女性運動内部の相克とその意味――「保護」と「平等」をめぐる陥穽点を軸にして

【書評】

執筆者 タイトル
大澤真幸 近代とともにあった社会学
(書評対象書:富永健一著『思想としての社会学――産業主義から社会システム理論まで』)
藤村正之 贈与の悪夢から目が覚めて
(書評対象書:仁平典宏著『「ボランティア」の誕生と終焉――〈贈与のパラドックス〉の知識社会学』)
出口剛司 権威的なるものを「明るみ」の方へ
(書評対象書:藤田哲司著『権威の社会現象学――人はなぜ、権威を求めるのか』)
田中研之輔 「社会的経験の社会学」の射程――その認識論的枠組みと社会学的介入の先へ
(書評対象書:フランソワ・デュペ著『経験の社会学』)
佐藤成基 「異常さ」から見た現実構成
(書評対象書:Bernhard Giesen, Zwischenlagen: Das Auserodentliche als Grund der sozialen Wirklichkeit)

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