イベント情報

『ネオリベラリズム概念の系譜 1834–2022』の合評会のお知らせ

林凌会員(武蔵大学)より、『ネオリベラリズム概念の系譜 1834–2022』の合評会のご案内をいただきました。
詳細については、下記の内容をご確認ください。

[以下ご案内の内容]

現代の社会科学において、「ネオリベラリズム」あるいは「新自由主義」という語の使用はごく一般的になっています。またこうした学術的文脈を超えて、雑誌やSNS上などで「ネオリベ」批判などが見られることも、今や珍しくありません。他方で、こうした専門用語の一般化・拡散は、この言葉の有意味性そのものに対する疑問を生み出すようにもなっています。

本書は、こうした知的状況を背景に、西欧・北米における “neoliberalism” の概念史に正面から取り組んだ、稀有な著作です。自称/他称という観点を軸に、この言葉がたどった特異な歴史を描き出す本書からは、なぜ「ネオリベラリズム」が多様な文脈で用いられるようになったのか、その理由と経緯を知ることができます。

では、この理由を知ったうえで、私たちはこの言葉を用いて研究を進め、世界を論じることが可能なのでしょうか。あるいは、それが可能だとすれば、どのような手法・方法論・問題意識のもとにおいてなのでしょうか。

今回の合評会では、ネオリベラリズムに関する批判的研究を経済思想史/文化研究という異なる視点から展開されてきたお二人の研究者をお招きし、これらの問いをともに考えていきたいと思います。激動する現代社会の構造を、説得的かつ批判的に捉えるための研究はいかにして可能か──皆様と活発な議論を交わせれば幸いです。

文責:林凌

日 時:2025年8月31日(日) 13:00~16:00

場 所:成城大学3号館1階311教室 (〒157-8511 東京都世田谷区成城6-1-20)

参加無料・事前申し込み制

合評会フライヤー: https://x.gd/rxG8H

参加手順

対面参加・オンライン参加どちらを想定している場合でも、以下の参加登録フォームにて、事前に登録をしてください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf-IYTvExUL7uAFRKew3oGBcr5EXf3pz8KK97VzR4Y4oqAWpw/viewform

合評会前日に、参加に関する要項ならびに、ZOOMのリンクをお送りいたします。

なお、登録フォームにおける対面・オンラインの選択は、あくまでも参加者数の概数を図るためのものであり、参加形態を確定するものではありません。

開催要項

著者:下村晃平(立命館大学)

評者①:中山智香子(東京外国語大学)

評者②:河野真太郎(専修大学)

司会:林凌(武蔵大学)

ハイブリッド開催(対面・ZOOM)

[ご案内の内容以上]