社会学系コンソーシアムより、「第9回震災問題研究交流会」開催のご案内(プログラム及び参加申込など)をいただきました。
詳細については、下記の内容をご確認ください。
[以下ご案内の内容]
「第9回震災問題研究交流会」開催のお知らせ
日本社会学会 防災学術連携体担当(連携委員)
震災問題研究ネットワーク代表 浦野正樹
震災問題研究交流会を、今年度、下記のとおり開催いたします。この交流会は、日本社会学会の研究活動委員会を中心に設けられた震災情報連絡会から発展したものです。現在は、日本社会学会内に防災学術連携体担当(連携委員)を置いておりますので、それと震災問題研究ネットワークとの連携というかたちで開催いたします。今年度も、幅広い分野からの参加を歓迎いたします。
コロナ禍が猛威をふるい広範な影響をこうむった数年間を経験し、さらにウクライナ情勢などに伴いエネルギー不足や食糧不足など生活不安が嵩じ、世界的に見通しがつきにくく先行きが不透明な状況が続いております。また、近年は地球温暖化の進展により毎年のように台風や集中豪雨などによる風水害、土石流災害が頻発しています。本研究交流会では、東日本大震災に限らず、昨今の甚大な風水害、コロナ禍のなかで顕在化してきた社会課題など、災害と社会との関わりや影響を含め幅広い研究交流が出来ればと思っております。災害事象全般に関する報告を受け付けますので、是非下記の要領に従って、一般報告の申し込みをお願いいたします。この交流会では、発表者だけでなく、参加して一緒に討論していただける方、社会学者と一緒に議論してみたい他分野の研究者、行政担当者、マスコミ関係者、災害研究に関心をお持ちの方にも参加していただきたいと思っています。
※昨年までの研究交流会プログラムなどの情報、及び一昨年度までの交流会報告書につきては、次のリンク先からご覧いただけます。
https://greatearthquakeresearchnet.jimdo.com/
形式は、昨今の状況を鑑み、会場での対面を主とし、Zoomによる遠隔リアルタイム方式も用いたハイブリッド形式の研究会として開催いたします。
初日の3月18日(土)は従来からの一般報告を中心にした研究報告会(セッション1~3)を行い、二日目の3月19日(日)は現在進めている科研費プロジェクトの報告会を兼ねた企画報告・検討会(プロジェクト企画セッション第1部, 第2部 ※第2部のみ非公開)というかたちを取りたいと思います。
記
開催日:2023年3月18日(土)~3月19日(日)
対面会場:早稲田大学戸山キャンパス38号館AV教室(文学学術院キャンパス/新宿区戸山1-24-1、対面会場の詳細は本プログラムp.4および下記の震災問題研究ネットワークのウェブサイトに掲載します:https://greatearthquakeresearchnet.jimdo.com/)
[初日3月18日、午前のプログラム]
9:10〜 Zoomのミーティングルーム開室
9:30〜11:30 セッション1 【災害被害の構造と防災への取り組み】
1-1 三隅一人(九州大学)対面
「災害被害の累積からみる社会経済的脆弱性」
1-2 〇坪井塑太郎(人と防災未来センター)・菅磨志保・狭間勇城(関西大学)対面
「多重被災の被害構造と被災者の避難行動・生活再建過程の把握に関する研究-佐賀県杵島郡大町町の豪雨災害を事例として-」
1-3 龐朝霞(奈良女子大学大学院)Zoom
「中国のコミュニティ防災に関する実証的研究」
1-4 浅野幸子(早稲田大学地域社会と危機管理研究所/法政大学大学院)対面
「地域防災領域における女性防災リーダーの多様性と可能性―女性たちのエンパワーメントプロセスとネットワークに着目して―」
1-5 長岡素彦(一般社団法人地域連携プラットフォーム)Zoom
「VUCA・持続不可能な時代と防災・減災」
[初日3月18日、午後のプログラム]
12:30〜14:15 セッション2 【震災の長期復興局面における諸相】
2-1 遠藤晴美(創価学会)対面
「創価学会による「心の復興」をテーマにした心理社会的ケア活動の実践報告」
2-2 ○清水睦美(日本女子大学)・日下田岳史(大正大学)・堀健志(上越教育大学)Zoom
「東日本大震災への主観的意味づけと高校生の進路形成-地方小都市の生徒・保護者への質問紙調査から-」
2-3 齊藤康則(東北学院大学)対面
「仙台平野「食と農のフロンティア」の現在地―2つの農業法人の取り組みから考える、生業の復興と再生―」
2-4 山﨑真帆(東北文化学園大学)対面
「「復興五輪」は被災地に何をもたらしたのか」
[初日3月18日、夕方のプログラム]
14:45~18:15 セッション3 【原発災害の長期局面と広域避難への支援】
3-1 横山智樹(東京都立大学大学院)対面
「原発災害における地域社会の再構築プロセスと論理構造-南相馬市原町区の自治会・家族・若者における10年間の事例分析から-」
3-2 望月美希(静岡大学)対面
「東日本大震災後の長期・広域避難と支援の課題-静岡県における避難者支援活動に着目して-」
3-3 青田良介(兵庫県立大学)Zoom
「愛知県版広域避難者支援の特色と災害ケースマネジメントの形成に向けて」
3-4 静間健人(東日本大震災・原子力災害伝承館)Zoom
「福島県外の広域避難者向けに提供された情報の分析-主に地元新聞に着目して-」
(休憩)
3-5 〇山下亜紀子(九州大学)・速水聖子・横田尚俊(山口大学)対面
「地元と被災地を往還する災害支援活動―福岡県大牟田市の事例―」
3-6 〇速水聖子(山口大学)・山下亜紀子(九州大学)・横田尚俊(山口大学)対面
「災害支援経験と防災へのフィードバック-東日本大震災における宮崎県の事例-」
3-7 中山敬太(早稲田大学)Zoom
「ALPS 処理水の海洋放出と汚染土壌の再利用に関する構造的問題-福島原発事故をめぐる日本の安全・安心行政の観点から-」
3-8 嶋田一郎(東北大学)Zoom
「被災者が見えない東日本大震災復興12年の教訓と課題-復興概念の明確化と復興権の役割の解明-」
[二日目3月19日のプログラム]
10:00〜12:00 プロジェクト企画セッション 第1部
サーベイ調査の中間報告と災害に関わる量的調査より
P-1 岩井紀子(大阪商業大学)Zoom
「福島第一原子力発電所の事故による住民登録人口・居住率・避難者数・学校教育機関の推移」
13:00~16:30 プロジェクト企画セッション 第2部
※科研プロジェクトメンバーおよびネットワーク幹事会・拡大幹事会のみ参加可能
地域リーダー調査とミニ・キャラバンの報告および
科研プロジェクトとネットワークの今後の展開に関する議論
≪交流会参加の申し込み方法≫
(1)お名前、(2)ご所属、(3)ご連絡先(Emailアドレス)を記載のうえ、下記にお申込みください。
申込み〆切:2023年3月16日(木)
申込み先:https://forms.gle/Lwqz3QqEcSxLPwFh6
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[報告者・参加者への注意事項]
1. Web会議ツール「Zoom」を活用したオンライン報告及び参加について
本研究交流会は、Web会議ツール「Zoom」を活用して、対面とオンラインのハイブリッドにて開催いたします。オンラインで参加される報告者および参加者の皆様は、各自で通信環境を確保してください。特にすべての報告者の皆様は、マシントラブルの可能性を考慮し、3月16日(木)までに事務局にメールにて報告資料を提出してください。
2. 報告時間について
報告時間は原則として1報告上限15分とします。質疑応答については、原則5分としつつ司会者の判断で適宜設ける予定です。
3. 会場案内
早稲田大学公式ホームページ(戸山キャンパス交通アクセス): https://www.waseda.jp/top/access/toyama-campus
※eduroamに加入している大学にご所属の方は、free wi-fiが使えます。
4. 会場での報告資料等の投影について
当日は、持ち込みPCではなく会場備え付けのPCで操作していただきます。資料等を投影される方は、事前にUSBメモリにデータを保存しご準備ください。
【問い合わせ先】
本研究交流会についての問い合わせは,「震災問題研究交流会事務局」までメールでお願いいたします。 (office150315dcworkshop@gmail.com)
[ご案内の内容以上]