樫田美雄会員より、『新社会学研究』第7号の論文公募のご案内をいただきました。詳細については、下記の内容をご確認ください。
[以下ご案内の内容]
『新社会学研究』(第7号、新曜社から2022年秋に刊行予定)では、公募特集のテーマとして「ポストコロナに向けた文化社会学再考」を立て、投稿に向けたエントリーシートの募集をしています。どなたさまも奮ってご応募ください。「呼びかけ文」は以下のとおりです。
【テーマ:ポストコロナに向けた文化社会学再考】
新型コロナウィルス感染拡大は、私たちの日常生活や文化現象にいかなる影響をもたらしたのか。それは、他者との濃密な接触の回避、不要不急の外出の自粛、テレワークやオンライン授業などネットを介した非対面的な労働や教育実践など、他者と共に生きていくうえでの基幹部分に多大な影響をもたらした。ただそれ以上に、新型コロナは “文化を創造し、享受し、消費する” 存在としての私たちの姿に強烈な影響を与えたのではないだろうか。私たちはただ “働く存在” なのではなく “異なる世界や現実を楽しみ、そこから新たな「リアル」を創造する余裕や無駄を生み出す存在” といえる。そして新型コロナは、この「リアル」を創造する余裕や無駄を脅かし、そこに息づいていたさまざまな「自明性」を脅かしている。“文化を創造し、享受し、消費する” 存在としての私たちの姿が脅かされている現在、文化社会学には、どのような進化が求められるのだろうか。現在に特徴的で固有の文化現象分析だけでなく、大衆文化や伝統文化をめぐる文化社会学の再考と洗練。そもそも文化社会学とはどのような知的実践なのか。具体的な事例研究は言うまでもなく、その理論的考察や方法論的議論も含め、「いま、文化社会学を考え直すうえで、何が必要なのか」を問い、提起するチャレンジングな論考を幅広く公募したい。
【公募エントリー方法】
論文題目、概要、独創的な主張点等を2000~2500字でまとめ、氏名、所属、連絡先アドレスを記したエントリーシート(書式自由、PDF、790KB以内)を、メールのタイトルに必ず【公募エントリー】と記した上で『新社会学研究』編集同人事務局へ送って下さい。
【公募エントリー〆切】
2021年11月26日(金曜)
【査読について】
■論文主題や主張の独創性を中心に、編集同人によって、エントリーシートを検討します。内容によっては同人以外の社会学研究者に参考意見を求めることもあります。3~4名に論文執筆を依頼する予定です。
■一次審査通過者の論文〆切は、2022年2月18日(金曜)です。
■提出された論文は、編集同人が査読し、適宜修正を依頼し、完成をめざします。
■論文の分量は(注、文献表示、図表も含み)20000字です。執筆スタイルは、『社会学評論スタイルガイド(第3版)』 https://jss-sociology.org/bulletin/guide/ に準拠して下さい。
【エントリーシート送付先】
『新社会学研究』編集同人事務局
(甲南大学文学部社会学科 栗田宣義研究室内)
メールアドレス nekotarokurita(アットマーク)gmail.com
【編集同人】 三浦耕吉郎 小川博司 樫田美雄 栗田宣義 好井裕明
【同人ウェブサイト】 https://js2016.blog.wox.cc/
(情報提供者・『新社会学研究』同人・樫田美雄)
[ご案内の内容以上]