大会・研究例会

日本社会学理論学会第15回大会のご案内

下記の通り、本学会第15回大会を開催いたします。

日程:2020年9月5日(土)・6日(日)
会場:オンライン開催(Zoomによるリアルタイム配信)

第1日
■11:00~ 新旧理事会

■13:30~16:00 一般報告(1)
司会:濱西栄司(ノートルダム清心女子大学)


加藤仁彦(関西学院大学大学院)
「<ユニット>の生成と「自己」の変容という錯覚――Oliver Sacksの記述を手掛かりに」
藤本ヨシタカ(立命館大学)
「批判理論による精神分析受容をめぐる一展望――アクセル・ホネットの「ポストモダン・アイデンティティ」論から「物象化‐本源的承認」論への展開に着目して」
德宮俊貴(神戸大学大学院)
「エゴイズムと交響のあいだ――見田宗介の「個」の理論をめぐる問題提起」
高艸賢(日本学術振興会)
「確固たる足場を求めて――ルックマンのプロトソシオロジーの批判的検討」
大畑裕嗣(明治大学)
「誰が何を「厚く」記述するのか――ライルとギアーツの「厚い記述」」

■13:30~17:00 テーマセッション「〈ポストヒューマン〉と人間論」
司会:梅田拓也(日本学術振興会/東京大学大学院)


片上平二郎(立教大学)
「非人間的なPlay――《ポストヒューマン》な時代にアドルノのベケット論を読み直すこと」
呉先珍(東京大学大学院)
「E・レヴィナスにおける「倫理」と「政治」の緊張関係」
高橋幸(武蔵大学)
「フェミニズムの「人間(man)」批判はどこへ行きついたのか――「ポストヒューマン」という新たな主体の社会学理論的可能性について」
猪口智広(東京大学大学院)
「「人間」をめぐる批判の思想としてのフェミニズム――ダナ・ハラウェイを手がかりに」
金信行(東京大学大学院)
「人新世期における気候変動問題とブリュノ・ラトゥール」
水上拓哉(東京大学大学院/日本学術振興会)
「技術倫理にポストヒューマニズム的視点を取り入れるための方法論的検討――媒介理論と責任概念の相克をめぐって」
堀内進之介(東京都立大学)
「懸念事項としての「人間本性」」

第2日
■10:00~12:30 一般報告(2)
司会:赤堀三郎(東京女子大学)


稲葉年計(東京都立大学)
「情報環境(アーキテクチャ)による物理とコミュニケーションの融合の時代の考察」
工藤浩(前橋工科大学)
「インフォデミックの問題――情報が恐怖とパニックと「三無」を引き起こす」
小田和正(北海道大学)
「現実の社会的構築からコミュニケーション的構築へ――知識社会学におけるコミュニケーション的パラダイム」
坂井晃介(東京大学)
「中範囲の理論としての機能分化論」
末田隼大(慶應義塾大学大学院)
「B. アダムの「時間景観」再考」

■10:00~12:30 修論フォーラム     
司会:安達智史(近畿大学)


松井怜雄(早稲田大学大学院)
「組織からの逃走の困難性――A. シュッツの組織論的展開」
コメンテーター:竹中克久(明治大学)

呉丹(筑波大学大学院)
「女性同性愛者の「主体」形成に関する考察――当事者のライフストーリーに着目して」
コメンテーター:大坪真利子(早稲田大学)

市川結城(東京大学大学院)
「前期ホルクハイマーにおける実践の問題――批判理論の源流を求めて」
コメンテーター:宮本真也(明治大学)

■13:15~14:00 総会

■14:10~17:00 シンポジウム「〈構築されるもの/構築されざるもの〉の差異を問う」               
司会:奥村隆(関西学院大学)


井口暁(日本学術振興会/追手門学院大学)
「「構築されざるもの」を構築せよ――ルーマンの作動的構築主義におけるリアリズムの摂取」
久保明教(一橋大学)
「汎構築主義の射程――現代人類学からみるブルーノ・ラトゥール」
清家久美(立命館アジア太平洋大学)
「実在論的転回の構築主義への影響について――M. ガブリエルの社会学への援用可能性」

討論者:出口剛司(東京大学)

*参加費・参加登録
会 員…参加費無料
非会員…参加費1000円
 会員・非会員とも、参加者には事前に参加登録を行っていただきます。参加登録の手順の詳細は、改めて会員一斉メール・学会ホームページで告知します。

*大会特設ページへのアクセス
 本大会は、全参加者がZoomにより各自の研究室・自宅などから参加する方式をとる予定です。参加登録をされた方だけが、大会特設ページにログインすることができ、Zoomによる各部会に出入り自由で参加し、報告資料がアップロードされたオンラインストレージにアクセスすることができます。大会特設ページへのアクセス情報は、参加登録後にお知らせします。なお、この情報を他の方に伝えることは、拡散して「あらし」などが起きることを防ぐために、決してなさらないでください。

*報告上の注意
 報告は、Zoomの「画面共有」機能を用いて資料を映し出し、リアルタイムで報告する方式を予定していますので、報告者はそのように報告をご準備ください。また、大会特設ページに報告者ごとのオンラインストレージのフォルダを置きますので、配布資料をそちらにアップすることもできます(配布資料をアップせず、「画面共有」だけで報告することも可能です)。このマニュアルは、出来上がり次第、報告者・コメンテーターにお知らせします。
 なお、オンライン開催の学会報告資料での著作権の扱いにはご注意ください。以下のサイトなどに情報がありますので、ご参照ください。
「オンライン授業・オンライン学会における著作物の利用について」https://redbuller.hatenablog.com/entry/2020/04/18/015830