機関誌

『現代社会学理論研究』第7号

『現代社会学理論研究』ISSN: 1881-7467
2013年3月発行、171頁
ISBN: 978-4-8226-0305-2 C3336、1905円+税

【特集】3・11以降の社会と理論

執筆者 タイトル
樫村愛子 特集序文 3・11以降の社会と理論
萩原優騎 地域社会の再生に向けての課題と方法――八ッ場ダム問題を事例として
郭 基煥 長く続く非常事態の中で――生き残るのための文化の創出
濱西栄司 アクターの回帰とアクシオンの社会学――行為論的アプローチからの展開

【論文】

執筆者 タイトル
澤田唯人 感情的な身体――感情的行為論の礎石
三原武司 構造化理論と社会システム理論のニッチ構築理論的展開――遺伝子-文化共進化の社会理論
野尻洋平 後期近代における監視社会と個人化――子どもの「見守り」技術の導入・受容に着目して
河村 賢 「ルールに従うこと」はいかにして記述されるか――サールの外在的記述と初期ロールズの内在的記述の差異について
平本 毅 複数の語り手が経験の語りを組み合わせることについて――会話分析による検討
寺前典子 音楽のコミュニケーションにおける疑似同時性に関する考察――西洋音楽の記譜法とシュッツのアルヴァックス批判をめぐって

【会長退任講演】

執筆者 タイトル
西原和久 社会学理論の現在から未来へ――理論研究におけるトランスナショナリズムの意味

【書評】

執筆者 タイトル
澤井 敦 ルカーチの思想はいかなる意味で「現代的」なのか――「現在中心主義による古典利用」再考
(書評対象書:西角純志著『移動する理論――ルカーチの思想』)
宮原浩二郎 日常社会というドラマ、その輝き
(書評対象書:長谷正人著『敗者たちの想像力――脚本家 山田太一)
片桐雅隆 生活史研究を社会学史のなかに位置づける
(書評対象書:有末賢著『生活史宣言――ライフヒストリーの社会学』)
早川洋行 美しい社会へのアプローチ
(書評対象書:宮原浩二郎・藤阪新吾著『社会美学への招待――感性による社会探究』)

大会記録/学会規約/編集委員会規程/編集・投稿規程/執筆規程・執筆規程細則/既巻号目次/役員・編集委員会/編集後記