日本社会学理論学会 The Society for Sociological Theory in Japan

The Society for Sociological Theory in Japan
日本社会学理論学会

[大会]第6回 大会

日本社会学理論学会 第6回大会

  • 日時:2011年9月3日(土)・4日(日)
  • 場所:東京女子大学(アクセスマップ)(キャンパスマップ
  • 〒167-8585 東京都杉並区善福寺2-6-1
  •  大会会場:24201教室(24号館2階)
  •  会員控室:24101教室(24号館1階)

大会プログラム

 
  • 9月3日(土)

10:50 受付開始

11:00 理事会

13:00 会長挨拶

13:05-15:15 一般報告1 司会:鈴木智之(法政大学)

後藤孝太(立教大学): 

夏目漱石の「道徳上の個人主義」――E.デュルケームとの比較から

菅原謙(中央大学):

ヴェーバーの「経験的社会文化諸科学」について

間庭大祐(立命館大学):

H.アレントの革命論における暴力の制御化――はじまりと公的空間の問題

畑山要介(早稲田大学):

ネオリベラリズム概念を再考する

15:25-17:35 一般報告2 司会:天田城介(立命館大学)

鄭裕静(東京大学): 

現代日本の労働運動の考察におけるカルチュラル・スタディーズの可能性――R.ウィリアムズの感情構造(structure of feeling)

竹中健(北海道大学):

ケアワークとボランティア――病院における非職業的感情労働の評価

権安理(立教大学):

社会における廃校の意味――廃校の社会理論に向けて

周藤真也(早稲田大学):

「言葉の考古学」から「物の考古学」へ

17:45-18:15 総会


18:45-20:45 懇親会

 

  • 9月4日(日)

9:40 受付開始

10:00-12:10 一般報告3 司会:浅野智彦(東京学芸大学)

古谷公彦(政治経済研究所):

心脳問題の解明と社会学

藤本美貴(立命館大学):

ダブル・バインドにおける「逃避不可能性」の構造、およびその深淵

木村達郎(明治大学):

エスノメソドロジーとルーマン理論の相互補完性――組織的行為分析の方法論として

原科達也(早稲田大学):

形式の構成とシステム構成の関係

13:30-16:30 シンポジウム

「社会の危機――社会学理論の挑戦」

司会者: 樫村愛子(愛知大学) 出口剛司(東京大学)


赤堀三郎(東京女子大学):

危機の中の社会学理論

小松丈晃(北海道教育大学):

「リスク社会論」以後とシステム理論

泉啓(東北大学):

「危機」とハーバーマス批判理論――再帰的近代における《政治的》統合

コメント 馬場靖雄(大東文化大学) 保坂稔(長崎大学)


[研究例会]2011年度研究例会

 3・11から1年がたつ今日、日本社会の最大の危機はいまだ十分克服されたり 展望できる状態ではなく、特に放射能問題など従来にない課題を抱えて問題は継 続しています。ここで3・11が日本社会を大きく変えてしまったというわけでは なく、3・11前からすでにあった日本社会の危機が、今回の震災によって加速さ れ深化されたという意味で、日本社会の構造的危機をとらえる必要があります。 社会の流動化、ネオリベラリズムの影響、グローバリゼーション、古い日本社会 の政治や社会システムの機能不全といった要因のもとで、若者や女性の貧困、地 方の疲弊、格差、高齢化に伴う医療や介護問題、さまざまな社会病理などが観察 されています。地方に足場を持ち、これらの問題にフィールドを通じて関わって 来られた、またアクティヴィストである3人の論者に、現場で問題となっている こと、そこから立ち上がる理論を提示していただき3・11後の日本社会と理論に ついて考えたいと思います。


  • 登壇者
    • 樫田美雄(徳島大学)
      渡邊太(大阪大学招聘研究員・コモンズ大学事務局)
      松本麻里(フェミニズム批評・vol編集委員)

  • コメンテーター
    • 遠藤薫(学習院大学)
      渋谷望(日本女子大学)

  • 日時:2012年3月11日(日)13:00〜
  • 場所:立教大学・池袋キャンパス8号館2階 8202教室
  • 〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
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